2005年07月06日

幻の鰻屋さん〜消えた秘伝のタレ

今年の土用の丑の日は今月28日だそうで・・・何だかこのところ涼しい日が続き、夏バテとはほど遠い日々ですが、土用と聞くと必ず思い出す話がある。

職場の関係の知り合いの方は、学生時代広島市内に住んでいて、土橋にある鰻屋さんでアルバイトをしていたそうだ。
そこの蒲焼きはとにかく最高で、味の秘密は戦前から入れ変えずに継ぎ足し継ぎ足し使ってきた秘伝のタレだという。
店主は戦争が激しくなってきた折にはタレを地面深く隠していたため、市内中心部ながら原爆投下も免れた。

しかし店主も寄る年波には勝てず(後継者もいなかったのか)、店を閉めることになった。そこでそのタレの入った容器を島根かどこかの料理店にかなりの高額(金額は忘れた)で譲ったというのだ。

今もどこかでその秘伝のタレは生きているんだと思うが、もはや探すすべもない。(もう既に20年以上前の話である。)
でも原爆もくぐり抜けてきた味がどこかで守られているんだと思うと何かロマンを感じるなぁ。
posted by ぜごん at 12:33| 広島 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 逸話・聞いた話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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