2005年07月12日

この世の楽園のような島

仕事関係の会議を豊島で開いたことがある。

竹原市の沖に大崎上島、大崎下島という、2つの島があるが、そのもう一つ先にあるのが豊島である。
その頃は豊浜町という行政区域だったが、この春に呉市に編入された。

http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.13.51.238&el=132.51.29.501&la=1&sc=6&prem=0&CE.x=265&CE.y=249

高速船で大崎下島の大長港まで行き、そこから事前に予約していたタクシー(とは言っても大きめの箱バン。緑ナンバーです。念のため。)に乗って豊浜大橋を渡ると目指す豊島があった。

会議を開いたところは橋の見える位置にある商工会の会議室。
会議も滞りなく終わり、昼食が届くまでの間くつろいでいた。まだ新しい建物で、冷房でひんやりとした室内から窓の外を眺めていた。
7月でまだ梅雨も明けきらない頃だったが、その日は天気が良く、雲の切れ間から太陽の光がひたひたと差し込んでいた。光と影のコントラストが実に美しい。

見えるものは海と空の鮮やかな青、眩しいくらいの山の緑といらかの波、そしてのんびりとした人々の営み。幸せな風景だなぁ。何かまるでこの世の楽園みたいだ、と思っていると、一緒に同席していたこの島の人が「どうせなら斎島で(会議を)やれば良かったのにね。あそこはそれこそこの世の楽園のようなところだよ。」と言った。

斎島(いつきしま)は豊島からさらに南下したところにある有人島である。日にフェリーが4、5本しかなく、本土の人も含めた会議を日帰りで開くことは不可能に近い。「あびの里いつき」という研修施設があって、そこで会議とかもできる、ということだった。

「あびの里いつき」 http://www.enjoy.ne.jp/~toyohama/hotel.htm

驚いたのはこっちが「この世の楽園みたいだな。」と思っているときにそこの人からさらに「楽園」がある、という事実を聞かされたことである。

あれから5年。残念ながらその「斎島」にはまだ行けていない。

僕はハワイに何度か行ったことがあるし、本当の楽園とはタヒチのボラボラ島のようなところだと思っているけれど、豊島は何かそれとは違う、忘れかけた正しい日本の風景、という感じがした。日本人の究極の癒しの風景って案外こういうのかも知れない。(ただ、何もないので住むのは嫌だけど。)

ここは離島振興の補助金を利用した立派な双方向型のCATV「ケーブルとよはま」があることでも知られる。
テレビ局から町議会や災害情報、自主製作番組などを流すと同時に、お年寄りの血圧、脈拍などの情報をケーブルを通じて役場に送信し、それを保健婦がチェックする、という「在宅健康管理システム」を導入している。会議のあとそのテレビ局も見学させてもらった。

この『楽園のような島』は同時に最先端のハイテクの島でもあった。
posted by ぜごん at 12:30| 広島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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