2005年07月16日

極私的しまなみ案内瀬戸田編2

瀬戸田町の実施した町づくりとして、もう一つ『島ごと美術館』という野外彫刻設置事業がある。

http://www.town.setoda.hiroshima.jp/kanko/shimagoto.html

これは、作家が島内の一番気に入った場所に自分の作品を制作、設置しても良い、というもの。
唯一の条件は「風景は作品を得てより美しくなるように」して欲しい、ということ。

これは作家にとっても魅力だそうで、外国でも高い評価を受け、現在は多くの外国の作家が島を訪れるようになったそうだ。

こうした、「人工の美」の創出において町の目指したものは、「建造物を造るときは従来の景観との調和を優先させること」、さらには「一流を追求し、歴史の評価に堪えるもの」。

その成果はベル・カントホールや平山郁夫美術館にも受け継がれている。

これらの取り組みが功を奏し、瀬戸田町は第7回の「岩切章太郎賞」を受賞した。
この賞は、宮崎観光の生みの親と呼ばれた岩切章太郎氏の功績をたたえ宮崎市が創設したもので、観光振興に評価のあった個人または団体に毎年贈られるものである。

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町内を車でめぐると、彫刻や金属の造形がふっと現れる。
注意しないと気づかないくらい、本当に見事に風景に溶け込んでいる。
でも面と向かって見るとズッシリと存在感を主張してくるのである。
(素人の僕には理解できないものもあるにはあるが。)

ガイドブックを片手に作品を一つ一つ見よう、という人は恐らくほとんどいないだろう。耕三寺や平山美術館など、核となる観光地がいくつかあって、その移動の合間に思いがけなく芸術作品に出会える。そんな意外性もここを訪れる醍醐味の一つではないか、と思う。

(つづく)
posted by ぜごん at 12:10| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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