2010年02月28日

月華厳島

故・平山郁夫氏の作品に「月華厳島」というのがある。
初めて見たのは、三越だったか、デパートの展示会場だった。
宮島というと朱一色、というイメージがあるが、この作品は夜、月に照らされた厳島神社本殿で、とにかく青い。全体が深い青である。後はつり下げられた灯籠にいくつか黄色い灯がともされているだけである。(下記リンク)

http://www.hirayama-museum.or.jp/exhibition/index.htm

この画像では分かりにくいが、これを初めて見たときはこの繊細な青に背中がゾクゾクッとした。海面の緩やかな波が今にも動き出しそうだった。実際見るとこの画像では分からないくらいの細かな濃淡も分かる。
じっと見ていると、デパートの展示会場から離れて、この夜の厳島神社の回廊を歩いているような錯覚に襲われた。

その次にこの作品を見たのは瀬戸田の平山郁夫美術館が平成9年に開館して、全国の主だった作品を集めて開館特別展をやったときである。このときは、ほぼ同じ大きさの昼間の厳島神社も横にあって、その対比が素晴らしかった。

今回、3月1日(月)から4月6日(火)まで、今は尾道市となった平山郁夫美術館で「特別展 日本の伝統美を描く 平山郁夫展」が開催され、この作品が再び展示される。機会があればぜひこの作品を見てみて下さい。パソコンの画面やパンフレットでは分からない存在感が味わえます。おすすめです。
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2009年09月30日

滞在型観光の提案

(以前別のところに書いた文章を加筆修正)

 スローライフの高まりの中で、最近、「クラインガルテン」というドイツ生まれの滞在型市民農園が人気を集めているそうだ。2005年の特定農地貸付法の改正以降に増え、現在は全国に60ヶ所以上ある、とのこと。
 都市に住む人が住居の移転まで考えると、なかなか踏み切れない場合も多いが、こういう短期滞在型で農業を楽しむ、という気楽さ、また契約は1年単位で更新できる、ということからにわかに利用者が増えている、とのこと。
 僕の住んでいる広島県中部は気候が温和なので、年配の方が老後ちょっとの期間を利用したり、空港や新幹線からの近さもアピールして東京や大阪などから人を呼び込んでこういった体験型施設を設けてはどうかと思う。
 最近は商農工連携、といった言葉が良く聞かれるが、これを利用して地域の活性化につなげていけないか、と思うことがある。
 例えば、長期滞在の期間、農業を楽しんでもらう傍ら、船舶免許の講習を受けてもらう。
講習が終わり、免許が交付されるまでに大体1ヶ月程度かかるので、免許が交付された頃にまた案内をして、次回来たときには水上バイクや小型船舶を体験試乗できるような機会を設けていく、といった仕掛けも可能だと思う。
 色々と閉塞感が漂う昨今であるが、何か新しいこと、それを提案し続けることで思わぬ光が差し込むかも知れない、そんな感じがしている。
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2008年08月03日

豊町の御手洗というところ。

大崎下島に御手洗(みたらい)という古い港の町並みがある。

今は静かな観光地だけど、この11月にいよいよ豊島大橋が開通する。
そしたら一気に川尻から橋でつながるので、車がバンバン押し寄せてきて、今のような静かさが味わえなくなると思う。

だからこの10月までが本来の御手洗の雰囲気が味わえる最後のチャンスだと思う。

興味のある方は秋口ぐらいに高速船でも乗って行ってみてはどうだろうか。
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2006年07月25日

満月の誘惑

書店で手にした雑誌にこんな一言があった。

「尾道の坂道に、満月の夜だけオープンするワインバーがあります。」

さらにページをめくると、こういうことらしい。

梟(ふくろう)の館、という美術館が、満月の夜だけ2階を開放し、そこに置かれたさまざまな梟のアートと尾道の夜景を楽しみながらゆったりとくつろぐことが出来る、というのである。

写真が出ていたが、ロウソクの光に照らされて、いろんな梟がほんのり浮かび上がって、何ともいい雰囲気だ。


満月というと、広島県にはもう一つ満月を利用したスポットがある。
今年4月に開館した、三次市の奥田元宋・小由女美術館である。

ここは毎月1回、満月の夜だけ22時まで開館するようになっている。

建物の中央に池があって、満月が昇ると水面に映し出されて、風景の一部となる、そんな仕掛けである。
夜は行ったことがないのだが、昼に見ても池の水音が程よく聞こえてきて、夜の幻想的な景色が容易に想像できた。

ここからは歩いて5分くらいのところに三次ワイナリーがある。
夕方ごろ来て、ここでひと通りワインを楽しんだ後、美術館に入り、奥田元宋氏の作品の燃えるような赤にさらに酔った後、漆黒の闇に浮かび上がる満月を眺める・・・こんなことも可能なのである。

ただし、帰りのためにお酒を飲まない同行者が必要になってくるが。

梟の館 http://2960.jp/contents/htmls/fkr_base.html
奥田元宋・小由女美術館 http://genso-sayume.jp/
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2006年03月09日

野呂山の「星降る展望台」

今は呉市となっている川尻町の野呂山に、「星降る展望台」というところがある。

川尻の町なかから野呂山方面に向かい、曲がりくねった道を車で20分ほど上がると、ロータリーがある。
ここからさらに2、300mほど登ったところに古いロッジがあり、食事などが出来るようになっている。

その先にキャンプ場があるのだが、キャンプ場に車を停めて山道を15分ほど下る。
新緑の時期などに行くと、木々の緑がまぶしくて、いいハイキングコースである。
しばらくすると目の前が突然パーッと開けてくる。

ここが「星降る展望台」である。

展望台からは川尻の町、上下の蒲刈島や豊島、大崎下島、それらをつなぐ安芸灘大橋や蒲刈大橋、遠くは四国の石鎚連山まで見渡すことが出来る。
「星降る」という名のとおり展望台には星座の形や神話の登場人物などをかたどったレリーフなどが埋め込んである。(と思う。記憶が定かではないが。)
夜は行ったことがないが、キャンプに来た人なんかが夜ここに来ると、さぞ星が綺麗なんだろうな、と思える場所である。

この展望台への往復のあとロッジで昼食、蒲刈に渡り「輝きの館」でお茶をして、最後は「やすらぎの館」で温泉に入って帰る、昔こんなドライブコースを組んでみたことがある。

近場の人はぜひ行ってみてください。
posted by ぜごん at 23:43| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月07日

尾道の冬の風景。

昨日書いた尾道への小旅行の時に撮った写真を何枚か紹介します。

ono1.jpg

まずはじめに、千光寺公園から撮った尾道水道と向島の日立造船。
中央には「男たちの大和」のロケセットが見えます。
そのそばに何本かあるのがライトアップされるクレーンです。


ono2.jpg

次に、これも千光寺公園から撮った写真。
三原方向を望んでいます。
奥行きの感じられる風景です。
4月にはこの辺りは桜一色となります。


ono3.JPG

最後は「男たちの大和」のロケセット。
逆行気味に撮ってみました。
この他、会場内の建物ではロケで使用した品々が展示してあったり、
メイキング映像を放映していたりして楽しめます。
posted by ぜごん at 20:39| 広島 | Comment(0) | TrackBack(1) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月06日

造船所のライトアップ

そんなに親しくもない異性の友人が広島に来ることになったのは1月のこと。

あまり気が進まなかったが、でもせっかく来るんだから、と尾道でも案内してあげようと思い立ったのである。

尾道駅で待ち合わせて、そこから僕の車で千光寺公園に上がり、その後、しまなみ海道経由で生口島に行って瀬戸田の平山美術館を見る、というお決まりのコース。
今回は帰りに向島で降り、「男たちの大和」のロケセットにも行ってみた。

向島の「マキシム」でコーヒータイムを取って、再び尾道に戻って来たのが午後5時前。
あたりはすっかり薄暗くなっていた。

「対岸の造船所は夜になるとクレーンが6色にライトアップするんだよ。」と言って、ハンドルを海岸のほうに向けた。

そのまま車で海沿いを走ってみたが、まだライトアップは始まっていなかった。
海辺の道を抜け、その先にある尾道駅でおろしてあげた。

国道の手前の信号で車を停めたとたん、前方のクレーンが淡い光を放ち始めた。
とっさに携帯電話で彼女の番号にかけてみた。

「もう改札入った?」
「いいえ、まだだけど。」
「駅から出て、海のほう見て!」

まもなく、歓声が電話の向こうから聞こえてきた。
間に合って良かった。

lightup.jpg
_______________

その後、特に何もありませんでした。チャンチャン。
posted by ぜごん at 22:25| 広島 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月25日

どこかのメニュー覚え書き

鰈のカルパッチョ
生ハムと安芸津産牡蠣のタルタルソース添え

たらの白子のムニエル 赤ワインソース
有機野菜のサラダ添え

エゴマを纏った鰆のポワレ
世羅向井農園の甘いトマトとオリーブオイルのソース

峠下牧場で育った和牛ローストビーフ
レフォール、グリーンマスタード、和風の3種のソース添え

焼き立てガトーショコラとココナッツアイスクリーム
みかんのソース添え

パン

コーヒーと小菓子

_______________

地産地消が言われるようになって久しいですが、ここまで来ると芸術作品ですね。
地元にこんなレストランがあることが誇りです。
心ゆくまで堪能させていただきました。(ちなみにこれは1月です。)
posted by ぜごん at 10:41| 広島 | Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月21日

池田勇人展

ひさびさに更新です。

今、たけはら美術館で「池田勇人展〜その人生と素顔に迫る」が開催されているそうです。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200511170147.html

彼が一国の総理だったのは昭和35年からの4年間。

記事には「わが国を高度成長に導いた竹原市出身の故池田勇人氏の足跡をたどる」と書いてある。

僕は昭和40年代生まれなので全然知らないけど、所得倍増計画などを打ち出して、日本が一番元気が良かった時代である。

今回の展示は古い人には懐かしいかも知れない。
僕らにとっては何か新しい発見がありそうで興味をそそられます。
(行くことがあればまたレポします。)
posted by ぜごん at 18:40| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月09日

今月限りのおすすめ観光ルート

今日は11月いっぱい楽しめるおすすめ観光ルート、僕は乗ってないけど、これまでに付近を訪ねた限りで多分いいだろうな、というものを紹介します。

まず一つ目が「せとうちおさんぽクルーズ」
http://www.kanko-hiroshima.or.jp/kyan_osampo.html

これは昨年に引き続く企画、ということで多分好評だったんだろうと思います。
今回は11月27日までの土日運行。
高速船なので本当にバスに乗るような気軽さで島と島をすいすいめぐっていきます。
景色のいいのは大崎上島の南岸あたり。(瀬戸内海とは思えないほど絶景です。)
自由に乗り降りできる周遊エリアでのおすすめは大崎下島の御手洗港。
ここはかつて潮待ちの港として栄えたところで、古い町並みが軒を連ねます。
小さな地域ですが、江戸から大正、昭和といった時代が凝縮されたようなところです。
あとは生口島。平山郁夫美術館など行ったことない人はぜひ。


次に紹介するのは「尾道〜鞆の浦 海上クルーズ」
http://www.nobclub.com/campsite/index_tomo.htm

海から眺める尾道も結構いいものです。(船の免許を取った時に感じたことですが。)
上記のサイトを見ると、12月公開の「男たちの大和」のロケセットとかも間近に見えるようです。
2つの尾道大橋をくぐり、百島や阿部兎観音などをゆったりと眺めながら、福山の景勝地、鞆へと到着します。
鞆も古い町並みが続き、仙酔島に渡ったり、対潮楼で行き交う船を眺めたり、坂本龍馬ゆかりのいろは丸記念館を見学したり、いろいろ楽しめます。
瀬戸内を思う存分味わい尽くすならここもおすすめです。(これも11月27日まで。)


最後はJRの季節列車、「瀬戸内マリンビュー」

http://www.jr-odekake.net/navi/setouchi/

これは来年の3月31日まで運行、ということですが、ゆったりした座席で思う存分瀬戸の多島美が楽しめます。
特におすすめは忠海〜安芸幸崎間。ここは呉線のすぐ目の前まで海が迫っていて、窓の大きいこの列車だとすごい迫力だと思います。
1日2往復なので、時刻を見る限りでは呉で下車して大和ミュージアムを見たり、港町の雰囲気を味わうのもいいと思います。


「せとうちおさんぽクルーズ」や「瀬戸内マリンビュー」は企画物で来年運行される保証はないので、近場の人はぜひこの際訪ねてみてはいかがでしょうか。
posted by ぜごん at 19:14| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月06日

竹灯りはどうやって光ってるの?

今週末に行われる竹原の「憧憬の路」をボランティアで今年もお手伝いする。

今着々と準備が進められているようである。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200510060052.html

ところで、町並み保存地区をしっとりと照らす竹灯りについて、最初どうやって光っているのかと疑問に思っていた。

shokei3.JPG

2年前の第1回の時にこれの設置のお手伝いをしたことがあるが、竹の筒をのぞくと、よくお酒の試飲などで使う小さなプラスチックのコップが入っている。

shokei1.JPG

その中に1個ロウソクを入れるのである。
ロウソクに火を入れると、ロウが溶けてコップの中にたまっていくが、コップまではロウソクの熱が伝わらないので、火が点いている間は何とか溶けずに持っていてくれる。

shokei2.JPG

このイベントは市が中心となって始めたようだが、だんだん住民の方や団体なども盛り上げていこうというムードになってきています。

点灯は午後5時から午後9時までですが、昼間から行っても、古い町並みにさりげなく置かれた生け花(ススキや柿など)も楽しめます。

竹灯りも、たそがれ時の淡い光から、真っ暗になった後の勢いのある光への変化を見ていくと面白いです。
ぜひ地元のお酒でも飲んで、ほろ酔い気分で幻想的な光を楽しんでみませんか?
(って誰に言ってんだよ。)
posted by ぜごん at 12:42| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月03日

ホリエモンに薦めたい名店(2)

今日は尾道周辺の雰囲気のいい店をいくつか紹介します。

まずは有名な「レスポワール・ドゥ・カフェ」
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.23.55.639&el=133.11.29.675&skey=%c8%f8%c6%bb%bb%d4%c0%be%b8%e6%bd%ea%c4%ae14-5+&pref=&kind=

尾道駅からちょっと三原方向に行った海沿いにある、倉庫を改造したレストランである。
周辺は海運会社の倉庫などが立ち並んでいて、すぐ目の前は海。
もともとは三原市内にあったという。
中に入ると、ヨーロッパの由緒ある民家の中に入ったような凝った内装で統一されている。
出てくる料理はフレンチやイタリアン。コーヒーも結構美味しかった。
地元の人は結婚式の二次会とかでも利用するらしい。

次は景色のいいところ。
一番は千光寺公園の下、市立美術館横にある
「欧風料理Petitanon(プチアノン)」
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.24.28.902&el=133.11.49.061&la=1&sc=2&skey=%C8%F8%C6%BB%BB%D4%C0%BE%B8%E6%BD%EA%C4%AE14-5&CE.x=415&CE.y=393

ここからの尾道水道の眺めは最高にいい。行き交う船や箱庭のような尾道の人の生活が手に取るようにわかる。窓際の席は予約しないとなかなか座れないらしい。
夜は行ったことがないが、多分夜景もきれいだと思う。

最後は尾道から離れるが、世羅町本郷の「絵麗顔都」(エレガント、と読む)。
ここは尾道市から三次市に向かう国道184号線沿いにある。
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.36.34.932&el=133.2.08.965&la=1&fi=1&skey=%c0%a4%cd%e5%c4%ae%cb%dc%b6%bf1780-1&sc=6

周辺は民家や神社がぽつんぽつんあるだけの寂しいところであるが、車で走っていくと突然ツタの絡まる洋館が現れる。ここが絵麗顔都である。
中に入るとこんな辺鄙な所(失礼)ながらお客さんがいっぱいである。(従業員も多い。)
店内も洋館の雰囲気で洒落た装飾がいたるところに並べられている。
ショーケースには食材が並んでいて食欲をそそる。もちろん本格的なレストランで、料理はいい。(ここは食器一つとっても種類が豊富で楽しめる。)

ホリエモンは多分見てないだろうけど、僕が尾道で行った中でのおすすめは以上です。
僕も最近まで尾道は縁もゆかりもない土地だったけど、ひょんなことからたびたび訪れるようになって、あらためてその魅力を感じています。

尾道にやってきて、せっかくだからガイドブックにないような店に行きたい、と考えている人は昨日今日で紹介したお店などに行ってみるといいと思いますよ。(おわり)
posted by ぜごん at 13:07| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月02日

ホリエモンに薦めたい名店(1)

ホリエモンに薦めたい、尾道周辺の名店ガイド。

知り合いが尾道にいる関係で、結構尾道のいろんなところに行ってきた。

昨日だったか、ニュースでホリエモンが尾道の朱華園でラーメンを食べているシーンが出ていて、あー、尾道ならもっといい店が沢山あるのになー(もちろん朱華園も好きだけど)なんて思ったので、自分の行ったところで良かったところを紹介する。
(あくまでよそ者(私)が私見で書いているので、地元の人と意見が違うかも知れませんがご了承ください。)

一番よく行くのが、新尾道駅北側の「創作居酒屋 源房(げんぼう)」という店。
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.25.39.058&el=133.11.35.884&la=1&sc=3&CE.x=263&CE.y=242

その名の通り、瀬戸内の新鮮な魚貝類を使った創作料理である。
内装が純日本家屋風になっていて、大部屋から3、4人ぐらいに区切ってある「隠れ家」風の部屋まであって落ち着けるスペースである。
昼間に定食等を頼んでみるが、特に女性などは結構食べきれないほどの料理が出てくる。
土日に行くといつも入りきれないほどのお客さんで賑わっている。値段もボリュームからしたら割とリーズナブルである。
新幹線の待ち時間でも徒歩2分ほどなので気軽に寄れる。

車で行ったなら、新尾道から世羅に抜ける方向の、尾道インターをちょっと過ぎたあたりにある中華料理「味平」もおすすめだ。
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.27.6.349&el=133.10.18.016&la=1&sc=4&skey=%C8%F8%C6%BB%BB%D4%C0%BE%B8%E6%BD%EA%C4%AE14-5&CE.x=313&CE.y=247

ここのメインはやはり尾道ラーメンであるが、スープには尾道ラーメンの特徴である小魚を使わず、干し貝柱や干しエビを使っているのでちょっと贅沢でその分味もいい。
何といってもここがほかと違うのが中華料理がしっかりしていることである。特にニラレバとかは最高!
中華料理が豊富で美味しいと何か安心して立ち寄れる。
やはり土日は多くの人で賑わっている。

明日以降、もし気が向けば第二弾「尾道周辺のちょっとおしゃれな店」を掲載します。
posted by ぜごん at 12:49| 広島 | Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月01日

納涼船と櫂伝馬

この時期になると、旅行会社の企画で納涼船が出航する。

納涼船とは、いわば船の上の宴会場である。フェリーを一台借り切って、車の停まる部分にシートなんか引いて、前にはステージを設営し、安い地元タレントなんかを呼んでショーをやったりする。周りで飲み物を売ったり、フーセン釣り、金魚すくいなどをやることもある。

もちろん冷房なんかないわけだから、最初は蒸し暑いが、夕方港を出てしばらくすると、ほどよく風が吹いてきて気持ちがいい。ここで弁当を広げながら飲むビールはまた格別である。

目的は花火大会を見に行く、といった感じのものが多い。
前に職場の関係で参加したのは木江町の十七夜祭という花火大会だった。
造船産業が華やかなりし頃は(企業から寄付が集まるので)花火も豪勢だったというが、最近はどこも下火である。

花火打ち上げが近づくと、同じような納涼船がなんだか集まってくる。すると、祭りに参加していた櫂伝馬船(これは「アルスノヴァ、という写真集」の写真参照。瀬戸内の水軍に流れを汲む。)が、フェリーに寄ってくるのだ。すると納涼船のお客さんも心得ていて、櫂伝馬船の人に祝儀を渡し出す。

祝儀をもらった櫂伝馬船の衆は何だか盛り上がっている。
次々に祝儀をもらい、一段落すると、次のフェリーに移って行った。
その頃になると、花火の打ち上げは最高潮を迎えていた。

最近はあんまり行かなくなったけど、何かあの独特の雰囲気がいい。
都会のような、クルーズ船でワイングラス傾けながらディナーショー、とかいうのとはまた違うけど、飾らない、手作りの夏の風物詩である。
posted by ぜごん at 07:16| 広島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月24日

アルスノヴァ、という写真集

竹原市の沖、大崎上島に、大崎火力発電所というところがある。

以前ここに見学に行ったときに資料と一緒に「あるすのう"ぁ〜瀬戸内海の真ん中、大崎上島は」という写真集をもらった。
タイトルは「(音楽の)卓越した技法者、新技術」という意味、とのこと。非売品らしい。

ars.jpg

表紙は木江町の十七夜祭のときの櫂伝馬(かいでんま)船の様子である。

帯に「写真約130枚の超高精細印刷で大崎上島を紹介します。」と書いてあり、中身は古い趣のある町並みや、島の自然、冬でも咲き乱れる花、祭りの風景、島で取れる柑橘類などのフルーツ、港の風景、造船所の進水式の様子、といった写真が満載である。ゆったりしていながら、活気があって、豊かな島の生活が実感できる。そして最後に発電所の紹介がある。

プロの写真家が撮ったらしく、みな画質や構図がすごくいい。また、写真一枚一枚に気の利いたコメントが載っている。島出身の人が見たらたまらない内容だと思う。

発電所は世界最大級の加圧流動床複合発電設備、という最先端の技術が使われている、とのことである。見学のとき、中央制御室というところを見せてもらったが、ロケットの打ち上げに使う司令室のようなところに計器がたくさん並んでいた。

機会があれば是非行ってみてください。前に行ったのは平成14年7月だから、写真集は今ももらえるかどうかは分かりませんが、絶対記念になります。
posted by ぜごん at 08:06| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月22日

極私的しまなみ案内瀬戸田編3

元町長さんの話はさらに続く。

「来年のしまなみ海道開通により、交流時代は必ずやってきます。その時には瀬戸田町の一人勝ちではなく、周辺市町村との協調が必要となってくると思います。瀬戸田町は古くから海運が盛んであり、海路の要衝として、また港町として発展した経緯からも、旅人への「もてなし」は伝統的に身につけており、外部の人から瀬戸田町の人は親切であるとよくお褒めの言葉を頂いております。あと10〜15年経って大国際観光時代を迎えるにあたって、それに通用する地域づくり、住民教育にこれからも取り組んで行きたい。」

そう言って最後は締めくくられた。
「人情の美の創出(サービスこそもっとも大きな観光資源)」は先に書いた岩切賞の観光基本理念の一つでもある。

その後、平山郁夫美術館を見学した。

http://www.hirayama-museum.or.jp/

和気氏は町長を退任された後、しばらくここの館長をされていた。
奈良薬師寺の玄奘三蔵院絵殿、池上本門寺、新国技館、京都四条の南座の改修などを手がけられた今里隆氏の設計、ということで、重厚な建築がひときわ目を引く。

年に数回、企画展が行われるほか、日本画家で東京芸大学長も務められた平山郁夫氏が瀬戸田で生まれてから現在までの略歴、幼い頃からのスケッチを含めた作品、シルクロードをたどった道のりなど、順を追って見学できるようになっている。

瀬戸田編は最後に多々羅大橋を紹介して終わりにしたいと思う。

この橋は斜張橋としては世界一の長さを誇る。
本州四国連絡橋の3ルートは全て渡ったことがあるが、ここのロケーションといい、橋の形状といい、一番好きな橋だ。

本土からだと尾道から三原へ向かう国道2号線や、三原から呉へ向かう国道185号線からでも見ることができる。
県境の橋で、ここを渡ると大三島、愛媛県今治市である。


tatara.jpg
(写真は大三島側から撮ったもの)
posted by ぜごん at 06:50| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月16日

極私的しまなみ案内瀬戸田編2

瀬戸田町の実施した町づくりとして、もう一つ『島ごと美術館』という野外彫刻設置事業がある。

http://www.town.setoda.hiroshima.jp/kanko/shimagoto.html

これは、作家が島内の一番気に入った場所に自分の作品を制作、設置しても良い、というもの。
唯一の条件は「風景は作品を得てより美しくなるように」して欲しい、ということ。

これは作家にとっても魅力だそうで、外国でも高い評価を受け、現在は多くの外国の作家が島を訪れるようになったそうだ。

こうした、「人工の美」の創出において町の目指したものは、「建造物を造るときは従来の景観との調和を優先させること」、さらには「一流を追求し、歴史の評価に堪えるもの」。

その成果はベル・カントホールや平山郁夫美術館にも受け継がれている。

これらの取り組みが功を奏し、瀬戸田町は第7回の「岩切章太郎賞」を受賞した。
この賞は、宮崎観光の生みの親と呼ばれた岩切章太郎氏の功績をたたえ宮崎市が創設したもので、観光振興に評価のあった個人または団体に毎年贈られるものである。

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町内を車でめぐると、彫刻や金属の造形がふっと現れる。
注意しないと気づかないくらい、本当に見事に風景に溶け込んでいる。
でも面と向かって見るとズッシリと存在感を主張してくるのである。
(素人の僕には理解できないものもあるにはあるが。)

ガイドブックを片手に作品を一つ一つ見よう、という人は恐らくほとんどいないだろう。耕三寺や平山美術館など、核となる観光地がいくつかあって、その移動の合間に思いがけなく芸術作品に出会える。そんな意外性もここを訪れる醍醐味の一つではないか、と思う。

(つづく)
posted by ぜごん at 12:10| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月13日

極私的しまなみ案内〜瀬戸田編

今日の新聞に瀬戸田町長の当選の記事が出ていた。
瀬戸田町は来年1月の尾道市編入に向けて、詰めの協議が行われている。

瀬戸田といえば、元町長の和氣氏に観光振興についてお話を聞きに行ったことがある。

(以下は職場関係の機関誌に執筆、掲載したものを加筆修正したものです。)

和氣氏はしまなみ海道開通を前に瀬戸田町を一大観光地に仕立て上げた功労者である。
昭和50年に町長就任。その後、昭和53年をピークに観光客が減り始める。
そのころ観光客に取ったアンケートによると、耕三寺以外を目的に来た人が25%しかいなかった。
この頃から町の第1・2次産業にもかげりが見え始めたことから、新たな観光地の模索に乗り出したのである。

それこそ当時はリゾートブームの時代、大型開発への道もあったものの、瀬戸内海の最大の魅力である多島美の風景を損なうことはこの島にはなじまない、また、幸い瀬戸田町というと日本画家・平山郁夫氏が少年時代の感性を育んだところ、ということで文化をテーマとした新しい魅力作りに乗り出したのである。

その思いから昭和61年、有名なベルカントホールは完成した。

町長の理念は”徹底して一流を演出すること”。通常市町村に多い多目的ホールとは違う、完全な音楽専用ホールとしたため、費用が予定よりも5割も高くなってしまった。しかし町長の思いは実って、現在では来日した外国人の音楽家が日本で演奏したいホールのベスト5に数えられるようになり、国内の有名な演奏家の間でも、「広島でやるならベル・カントで」そう言われるほどになったという。

「ベルカント」とはイタリア語で「よく響く美しい声」と言う意味とのこと。和氣氏の案内でホールの中を見せてもらった。客席に座って、氏が合図をするとオーケストラのテープが流れてきた。静寂の中に響く音は自分のような素人でも心が動かされた。やはり一流のものは違う。

(つづく)
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2005年07月12日

この世の楽園のような島

仕事関係の会議を豊島で開いたことがある。

竹原市の沖に大崎上島、大崎下島という、2つの島があるが、そのもう一つ先にあるのが豊島である。
その頃は豊浜町という行政区域だったが、この春に呉市に編入された。

http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.13.51.238&el=132.51.29.501&la=1&sc=6&prem=0&CE.x=265&CE.y=249

高速船で大崎下島の大長港まで行き、そこから事前に予約していたタクシー(とは言っても大きめの箱バン。緑ナンバーです。念のため。)に乗って豊浜大橋を渡ると目指す豊島があった。

会議を開いたところは橋の見える位置にある商工会の会議室。
会議も滞りなく終わり、昼食が届くまでの間くつろいでいた。まだ新しい建物で、冷房でひんやりとした室内から窓の外を眺めていた。
7月でまだ梅雨も明けきらない頃だったが、その日は天気が良く、雲の切れ間から太陽の光がひたひたと差し込んでいた。光と影のコントラストが実に美しい。

見えるものは海と空の鮮やかな青、眩しいくらいの山の緑といらかの波、そしてのんびりとした人々の営み。幸せな風景だなぁ。何かまるでこの世の楽園みたいだ、と思っていると、一緒に同席していたこの島の人が「どうせなら斎島で(会議を)やれば良かったのにね。あそこはそれこそこの世の楽園のようなところだよ。」と言った。

斎島(いつきしま)は豊島からさらに南下したところにある有人島である。日にフェリーが4、5本しかなく、本土の人も含めた会議を日帰りで開くことは不可能に近い。「あびの里いつき」という研修施設があって、そこで会議とかもできる、ということだった。

「あびの里いつき」 http://www.enjoy.ne.jp/~toyohama/hotel.htm

驚いたのはこっちが「この世の楽園みたいだな。」と思っているときにそこの人からさらに「楽園」がある、という事実を聞かされたことである。

あれから5年。残念ながらその「斎島」にはまだ行けていない。

僕はハワイに何度か行ったことがあるし、本当の楽園とはタヒチのボラボラ島のようなところだと思っているけれど、豊島は何かそれとは違う、忘れかけた正しい日本の風景、という感じがした。日本人の究極の癒しの風景って案外こういうのかも知れない。(ただ、何もないので住むのは嫌だけど。)

ここは離島振興の補助金を利用した立派な双方向型のCATV「ケーブルとよはま」があることでも知られる。
テレビ局から町議会や災害情報、自主製作番組などを流すと同時に、お年寄りの血圧、脈拍などの情報をケーブルを通じて役場に送信し、それを保健婦がチェックする、という「在宅健康管理システム」を導入している。会議のあとそのテレビ局も見学させてもらった。

この『楽園のような島』は同時に最先端のハイテクの島でもあった。
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2005年07月11日

極私的しまなみ案内〜大三島編

大三島は愛媛県最北端の島である。
今は全島が今治市に編入されている。

4年ほど前、地元の人と『上浦町ふるさと交流館』という、大三島の旧・盛(さかり)小学校の廃校舎を利用した宿泊施設を訪ねた。

http://www.ehime-iinet.or.jp/kamiura/main/s_menu/mi_aso/kouryu/index.htm

校舎も体育館も結構立派なのだが、少子化の流れか最近こういった廃校舎が多い。

尾道からしまなみを経由していくこともできるが、竹原市の忠海港からだとフェリーに乗って20分ぐらいで着く。忠海港からも既に大三島が見えていて、甲板に出て心地よい海風を受けている間に到着。本当に海をはさんだ対岸、といった近さである。(関東の方もおすすめですよ。広島空港からレンタカーを借りてうまく行けば1時間半です。)

http://www.fune.co.jp/J-index/Z-teiki/JZ-N/JZ-N-043.html

かつて教室であった部屋の中にはベッドが設置されており、冷房(かなり効きが良かった)も完備されていて快適に過ごせる。

家庭科室(理科室?)であった部屋も使えるので、ここでカレーなんかを調理することもできる。一緒に行っていた家族連れの方々とワイワイ言いながら調理するのは楽しかった。

また、シャワー室もあって、ここで一日の汚れを落とすことができる。(キャンプと違ってこういうところがいい。)

校庭も広く、端にある大木(名前は分からない)は実に立派である。これまでたくさんの卒業生をここから見送ってきたのだろう。

sakari1.jpg

ここから5〜10分ほど歩いたところに海水浴場がある。
海の家とかいった立派なものはなく、脱衣場とトイレがあるだけの簡単なところであるが、他に泳ぐ人もほとんどいなくて、ゆっくりと海水浴を楽しむことができた。

海の向こうはすぐ本州である。三原市の幸陽ドック(造船所)のでっかいクレーンが見えた。

sakari3.jpg

スポーツの合宿とか、あと夏休みに子供連れとかで来るのがいいかもしれない。
結構夏場は予約でいっぱいらしい。
posted by ぜごん at 17:36| 広島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬戸内の奥深くへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする